「クロトナのミロ」についての記録・ストラボン『地理誌』より | 筋肉の鍛え方

「クロトナのミロ」についての記録・ストラボン『地理誌』より

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公開日:2014年10月22日 / 最終更新日:2014年10月23日
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「クロトナのミロ」についての記事を書きましたが、彼自身の記録についてもう少し深く掘り下げてみました。今回この記事で取り上げるのは、ストラボン(strabo:紀元前63年頃-23年頃)の著作『地理誌』で記述されている「クロトナのミロ」です。

ストラボン『地理誌』の古い書物。 左の表紙はイタリア語で右はラテン語訳。

ストラボン『地理誌』の古い書物。
左の表紙はイタリア語で右はラテン語訳。

クロトナはどこにあるのか?

赤目印がしてあるところが「クロトナ」。

赤目印がしてあるところが「クロトナ」。

クロトナはイタリアにある地名ですが、正確な場所は以下のようになります。イタリアはブーツのような形をしていますが、口で説明するなら、クロトナは土踏まずに入る前の部分ということになります。

記録によると、古代オリンピック競技において数多くの優秀な選手を輩出したとあり、ピュタゴラスも彼の弟子になったと伝えられているようです。

Wikipediaでは「クロトナ」ではなく「クロトーネ」という地名で解説してあります。


『地理誌』で描かれるクロトナという地とミロン

書籍の邦訳では「ミロ」ではなく「ミロン」、「クロトナ」ではなく「クロトン」と訳されています。記述では最初にクロトンの由来から始まり、それからオリンピックとミロンに関する話に移ります(6-1-12)。

【オリンピック勝者の輩出】
市は軍事面と協議関係の分野で訓練を積んだという評判で、すくなくともおなじオリュンピア期の競技会での一スタディオン徒競走でほかの選手たちを抜いた成人男子七人が全員クロトン出だったくらいだから、「クロトンの選手で一番遅いものでもほかのギリシア人の中では一番早い」といっても当然だと思う。話によると、この出来ごとがあって「クロトンより健康な」という諺が口の端にのぼるようになったが、諺には、競技選手が多いところから見てこの土地には体を健康や強壮にするのを助けるようなものが何かそなわっている、という意味があるのだろう。従って、この市はどこよりも多くのオリュンピア祭競技会勝者を持っていたが、住民がいたのはしばらくの間で、その原因は、サグラの戦で非常に多くの男子が倒れて亡くなったことにある。
【ミロンの怪力】
市の評判を高めるのに与って力があったものに、なお数多くのピュタゴラスの徒とミロンがいて、後者は競技選手の中で一番名が売れていたと同時に、ピュタゴラスがこの市に長い間止まっていた間にその弟子となった。話によると、ある時これらの哲学者たちが共同の食卓についている最中に列柱の一本が崩れたのを、ミロンは柱の下へ身を挺して全員をかばい、自分も逃れた。
しかし、この選手は同じこの力を信じたばかりに、何人かの作家が伝えているような最後にもであることになったらしい。とにかく、伝わっている話によると、ある時旅の途中で深い森を通っているうちにかなり道から外れてしまい、それから大きな材木にくさびが打ち込んであるのを見つけた。そこで、裂け目へ両手足を差し入れ、力任せにすっかり引き裂いてしまおうとした。しかし、やっとのことでくさびを外すところまでの力を出したが、それからすぐに材木の両辺が再びひとつに合わさり、自分は一種の虎挟みにつかまって野獣の餌食となった。

以上の訳は飯尾都人氏によるものですが、それほど長い文章ではないので機会があったら原文に当たってみたいところです。

おそらく知らない人が「クロトナのミロ」といってもピンとこない部分があるかもしれませんが、クロトナという地名の特殊性などがある程度知ると非常に面白くなってきます。

彼の死に関しては、同時代人であるシケリアのディオドロス(後述)が自身の著作で記しているようですが、ストラボンの言及から見ても、他に複数の人物がミロの死に関して言及していることがうかがえます。しかしながら、彼ら以外に誰が記しているのかについては分かっていません。

あと、ピュタゴラスという名前が出てきますが、数学に出てくる「ピュタゴラスの定理」で有名な古代ギリシアの数学者・哲学者である、あのピュタゴラスのことです。

彫刻作品についてちょっと一言

上の記事で、「クロトナのミロ」をテーマにした彫刻の作品画像を掲載していますが、やはりこのエピソードに基づいたものでしょう。野獣の餌食になったと書かれてはいますが、彫刻で描かれているものはライオンです。本当にライオンだったのかどうかは疑わしいところです。

作り手が野獣としてなぜライオンを選んだのかを考えるとまた面白いです。

ストラボンに関する簡単な説明

以下はWikipediaの引用です。

ストラボン(ギリシア語: Στράβων / Strábôn、ラテン語: Strabo, 紀元前63年頃 – 23年頃)は古代ローマ時代のギリシア系の地理学者・歴史家・哲学者。全17巻から成るギリシャ語で書かれた『地理書(英語版)』(または地理誌、Γεωγραφικά, Geōgraphiká)で知られる。この大著は、当時の古代ローマの人々の地理観・歴史観を知る上で重要な書物となっている。

彼が生きた時代は紀元前1世紀ということになりますが、もう一人「クロトナのミロ」について言及している同時代の人物がいました。シケリア(出身地が現在のシチリア)のディオドロスという人物で古代ギリシャの歴史家です。


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公開日:2014年10月22日 / 最終更新日:2014年10月23日